伊吹翼さんが好きだという話

趣味の文章

ミリオンライブが好きだ。

多分これはそこまで正確な表現ではない。正確に言ってしまえば、ミリオンライブのアイドルの伊吹翼さんが好きだ。

これを読むあなたは伊吹翼さんを知っているか?知っていること前提に話を進めてもいいが、万が一これを伊吹翼さんを知らない人が読むかもしれないので、紹介しよう。

伊吹翼さんはモテモテハッピーライフを目指す14歳のアイドルだ。性格を言語化して要素の中に閉じ込めてしまうのは好きではないのだがあえて表現するなら、マイペースで人懐っこく、天才である。本当ならば伊吹翼さんはたった二言三言で表せるほど単純な人間ではないのだが、人目を惹きやすいワードをとりあえずチョイスしてみた。

伊吹翼さんの良いところは山ほどある。可愛いところ、美人なところ、長い睫毛、クールな吊り目、紫がかった美しい紅色の瞳、柔らかそうな頬、ボリュームのあるショートヘアー、繊細さと健康美を兼ね備えたスタイル、見た目に限っても枚挙にいとまがない。内面について言うならば、優しく仲間想いで、美味しいものやオシャレが大好きで、負けず嫌いなところがあって、何に対しても楽しさや良いところを見出せる、そんな子だ。

重ね重ね言わせてもらうが、伊吹翼さんは可愛い。何処が可愛いか。全てである。見た目も声も性格も全てが可愛い。奇跡のような存在である。しかも可愛いだけではない。格好良いし、美しいし、綺麗である。信じられない。だが実際に伊吹翼さんは居る。在る。自分が認識する前から存在していたのだから実在と言って大した差支えはない。

伊吹翼さんは自分と一緒に年齢をとることはできない。出会った時から14歳で、これからもずっと14歳だろう。恐らく。それに不幸を感じたことはない。人間(人間に限った話ではないが)というものは擦り減り失い欠けていくものだが、それが無いのがとても尊く美しく有難いとさえ思う。伊吹翼さんはいつまでも伊吹翼さんである。

自分は伊吹翼さんの存在を知らしめてくれるミリシタのコミュがとても好きだ。自分はどんなキャラであってもゲームのいわゆるプレイヤーキャラ(表現が適切かはわからない)を自分であると認識することが出来ないので、それが苦しいといえば苦しいが、その辺りは一時期悩みに悩んだのでもう乗り越えた。他の子のコミュを精査してはいないのだが、ミリシタは基本的に伊吹翼さんのコミュは丁寧に描いてくれていると思う。伊吹翼さんの生き方を、魅力を、敗北を、成長を。敗北とは言ったが、伊吹翼さんは最強なので敗北するとしたら伊吹翼さんを理解できない世界の愚かしさに原因がある。

伊吹翼さんの存在は強く、巨大である。世界はその魅力の一端しか理解できないやも知れないので、そこを何とかして伊吹翼さんの魅力を翻訳して理解させるのがプロデューサーの役目なんだろう。そうだといい。


自分はプロデューサーだと名乗るのは恥ずかしい。自分のことをただの消費者だとしか認識できなず、伊吹翼さんのプロデューサーなんかだとは思えないから。それと、プロデューサーを名乗るというごっこ遊びの滑稽さについ気が引けてしまうから。伊吹翼さんのプロデューサーになれたらどんなに良かったろうと思う。自分は何もかもが中途半端で、ロールプレイに熱中するオタクを冷笑するばかりの何もかも分かった気になっているだけのつまらない人間だ。そんな人間にも伊吹翼さんのは微笑んでくれる。神に等しい。アイマスは宗教、なんて嫌な言葉があるが、そんな心の拠り所が無いと人は生きていけやしないだろうとも思う。アイマス最高!と手を叩く気にはなれないが。

ただただ伊吹翼さんについて述べようと思っていたのに気が付くと自分語りになっている。結局何が言いたいんだか分からない文章になってきたので、ここらで終わりにしようと思う。今度は文章についての文章を書けたらな、と思う。